先日、食育についての研究発表会が行われ、我が園も発表し、「丁寧な取り組みでお手本にしたい」とお褒めの言葉をいただきました。 そして、協議の中で、「宮河内幼稚園の子どもってすごい!」と実感して帰ってきました。
他の園では、年長児でさえ、「どうしたら箸が使えるようになるのか」「食の細さ、好き嫌いの克服」ということを研究協議のテーマに取り上げなくてはならない状況なのです。
そんな中、宮河内幼稚園では、おかわりが殺到し、給食の量がどんどん増えている今日この頃…。研究討議の問題とは無縁で、それどころか3歳児もお弁当包みを結べること、箸を使用することについて発言し、他園の先生方から大変驚かれました。それが当たり前になっていた私たちにとっては、逆に大きな驚きでした。「どうやったらそんなふうになるの?」と質問の嵐でした。
暑い日も寒い日もはだしで園庭を駆け回るから、お腹が空くのでしょうね。
箸もお弁当包みも、初めての給食から使用することで、子どもたちにとってもあたりまえのことになっていると思います。
あたりまえのことが、あたりまえに出来る環境さえ用意してあげれば、子どもたちは自分自身の中で「出来るようになりたい」という意志を持ち、熱中して取り組み、育っていこうとします。わたしたち大人は、それが存分に経験できるように関わっていけばいいのではないでしょうか。
入園当初は好き嫌いも多く、家庭では食べられる食品の方が少ない子どもが、給食ではどんどん食べられるものが増えていっていること、箸で食べられること、お弁当包みを自分で結べるようになっていることなどを日々見ていると、そんなふうに思います。
そして、園の方針をご理解いただき、ご協力くださる保護者のみなさまにも感謝いたしております。
これからも、こんな素晴らしい子どもたちがさらに大きく育っていく姿を、一緒に応援していきます。