教育理念・目標

 宮河内幼稚園は緑の山に囲まれ、園庭で鳥の鳴き声を聞き、蝶やトンボの飛ぶ姿を見ることができる自然環境に恵まれた幼稚園です。
3歳から5歳の幼児期は、人間の成長発達が著しい時期であり、幼稚園は心身の成長発達はもちろんのこと生活習慣を含め人間が生きていくための社会生活全ての基本を学ぶ場です。
このような時期に、自然にふれ、集団活動を通して、社会性、自立心、創造力のある人間性豊かな子供に、そして心身ともに健全な人間形成の基礎を作ることを目標にしています。
 当園は昭和56年4月、宮河内ハイランド住民の要望により宮河内保育園として開園し、昭和60年3月大分県知事の認可を得て、学校法人得丸学園 宮河内幼稚園と改称いたしました。
宮河内ハイランドの団地の中で住民と共に歩んでまいりました。自然豊かで安全な当園で、大切な幼児期を一緒に過ごしてみませんか。心よりお待ち申しております。

教育目標

  1. 元気で明るい子
  2. 素直でやさしい子
  3. 礼儀正しい子
  4. よく考える子
  5. 楽しく食べる子

育成事項

  1. いろいろな友だちをつくる。
  2. 集団生活で自立心をそだてる。
  3. ルールの大切さを学ぶ。
  4. 創造する喜びを知らせる。
  5. 思いやりと優しい心を養う。
  6. 豊かな心と自主性をそだてる。

以上を目標に知育・徳育・体育・食育のバランスのとれた教育を行い、
人間性豊かな子どもの育成に努めています。

宮河内幼稚園の子どもってすごい!

 先日、食育についての研究発表会が行われ、我が園も発表し、「丁寧な取り組みでお手本にしたい」とお褒めの言葉をいただきました。 そして、協議の中で、「宮河内幼稚園の子どもってすごい!」と実感して帰ってきました。
他の園では、年長児でさえ、「どうしたら箸が使えるようになるのか」「食の細さ、好き嫌いの克服」ということを研究協議のテーマに取り上げなくてはならない状況なのです。
 そんな中、宮河内幼稚園では、おかわりが殺到し、給食の量がどんどん増えている今日この頃…。研究討議の問題とは無縁で、それどころか3歳児もお弁当包みを結べること、箸を使用することについて発言し、他園の先生方から大変驚かれました。それが当たり前になっていた私たちにとっては、逆に大きな驚きでした。「どうやったらそんなふうになるの?」と質問の嵐でした。
 暑い日も寒い日もはだしで園庭を駆け回るから、お腹が空くのでしょうね。
箸もお弁当包みも、初めての給食から使用することで、子どもたちにとってもあたりまえのことになっていると思います。
 あたりまえのことが、あたりまえに出来る環境さえ用意してあげれば、子どもたちは自分自身の中で「出来るようになりたい」という意志を持ち、熱中して取り組み、育っていこうとします。わたしたち大人は、それが存分に経験できるように関わっていけばいいのではないでしょうか。
 入園当初は好き嫌いも多く、家庭では食べられる食品の方が少ない子どもが、給食ではどんどん食べられるものが増えていっていること、箸で食べられること、お弁当包みを自分で結べるようになっていることなどを日々見ていると、そんなふうに思います。
 そして、園の方針をご理解いただき、ご協力くださる保護者のみなさまにも感謝いたしております。
これからも、こんな素晴らしい子どもたちがさらに大きく育っていく姿を、一緒に応援していきます。

職 員

これからの宮河内幼稚園にも、ご期待ください!

  来年度の園児募集が始まり1ヶ月。年々出足が早くなり、早くも来年度のクラス編成について検討を始めました。宮河内幼稚園のモットーである「ひとりひとりに十分目を配れる保育」を行う為には、どうすればよいか?日々頭を悩ませています。
園庭を歩けば「園長先生~」と、足にまとわりつかれ、「どうぞ!」と泥や葉っぱのご飯をご馳走され、わんぱくヒーローごっこグループからは、本気でキックやパンチを受け…。
 子どもたちは、私を仲間として受け入れてくれます。
 そんな子どもたちを毎日見ながら、少しでも楽しいこと、わくわくすることを経験させてあげたいと、大きいバスを入れました。自家用車が普及し、路線バスに乗る機会が少なくなった子どもたちには、この大きさが魅力的のようです。早速このバスで年長さんは秋見つけに出かけ大喜びでした。まだ乗っていない子ども達にも、順に楽しい企画を考えているところです。
 バス登園の子ども達にも、各コースそれぞれにお楽しみ登園バスの日を設けました。大通りまで出たり、時間変更があったりで、ご協力をいただきましたが、子どもたちの大歓声が上がったことは、言うまでもありません。 
 楽しい企画はもちろんですが、保護者の皆様からもご意見やご感想を頂き、少しでも良い環境を整えたいと知恵を絞っております。そのひとつとして、来年度も今までどおりゆったりしたクラス編成でのびのびと遊べるように、教室を増やすことも決定しました。
 これからも子どもたちの笑顔が一段と輝いてくることにご期待ください。

園 長

給食室から見る子どもたち

  給食を作っていると、遊びに外へ行く途中によっていく年少さんがいました、「いいにおいがするなー、ぼくこれすきやー」と唐揚げを確認して外に遊びに行きました。給食の献立を知っている子供が多いことに驚き、給食が子供達の楽しみになればいいなーと、思うこのごろです。(嫌いなものも出ますので・・・)
 その年少さんですが、入園してすぐは当番が無理ですので先生が準備をしてますが慣れてくると小さな体で運んでいます。
ちょっと重たいかなーと思って聞いてみると「もてる!」と言って一生懸命に運んでいきます。たくましいです。
年中さんになると、好きな役割が有る様で食器運びは、嫌われているみたいです。
 皆で顔を見合わせて手を出そうとしません。ちょっと意地悪をして「給食いらないんだー」と戻そうとするとあわてて持って行きます。そんな様子を見るのも楽しみのひとつです。
 次に年長さんです。最近 身長がグーンと伸びて あらららら こんなに背が高かったかな?と思う子が増えました。毎年 年長さんはよく食べだすのですが、今年は特に食べるようで、お鍋いっぱいに作っています。
 そして体の成長だけでなく、心の成長も見られます。給食を持っていくときに「いただきます」といって持って行きます。最初は先生にうながされてでしたが、最近では自ら言えるようになりました。一年生になる準備がもう出来た!と思った年長さんでした。
全体的に よく食べ よく遊び よく驚かしてくれる 子供達です。少しずつ何でも食べられるようにお母さんの気持ちでお手伝いしていきます。